みなさん、おはようございます。歯科衛生士の木村です^^
お口の中に気になることがあったり、綺麗に保つためにメンテナンスを受けたいと思っていても
歯科医院へ行くことを控えていらっしゃった方も多いと思います。
緊急事態宣言が解除されましたが、まだ不安も多いですよね。
歯科医院でもいろいろな対策をして、安心して受診していただけるように診療を
行っています。
6月4日から10日までは、<歯と口の健康週間>です。
私が小学生の頃は、6=ム 4=シというゴロで<虫歯予防デー>という名称でしたが、いつの間にか変わっていたんですね~。
学校に歯科衛生士さんが来て、虫歯のことを教えてくれたり、歯に付いている汚れを赤く染め出して歯磨きの練習をしたり、歯のことを身近に感じたことを覚えています。(今もあるのかなぁ)
歯科検診では、先生が 斜線とかC1(シーいち)とか言う言葉にビクビクしていた記憶もあります!子供ながらに C1 っていいの?悪いの?何?? と思っていました笑
あの時の謎を 簡単にご説明しますね!
歯は、顎の骨の中にある根の部分「歯根」と歯茎から上の見えている部分「歯冠」に分けられます。
「歯冠」は外側から「エナメル質」「象牙質」「歯髄」という3層で構成されています。
むし歯とは、❶口の中の細菌(歯垢、プラーク)が歯の表面にくっついて、❷糖分を栄養として繁殖 ❸その際に菌が産生する【酸】が歯を溶かす 現象です。
むし歯が歯の表面から進んで、
エナメル質で限局している場合はC1、象牙質まで進行している場合はC2、
歯髄まで到達している場合はC3となります。
C1は痛みやしみを感じることはありません。C2になると、しみや痛みを感じることがあります。C3はズキズキした痛みや夜、眠れないほどの痛みになることもあります。
以前もお話したことがありますが、C1の前に 初期虫歯といわれる Co(シーオー)という状態があります。よく見ないとわかりずらいのですが、エナメル質が濃い白に変色したり、薄く茶色くなったりする状態です。
CoからC1に進行するまでに、だいたい5~7年かかるというデータがあります。それを考えると、Coからむし歯を進行させないようにできることも納得できますよね!
さらに、痛みが出たり、穴があいてから歯医者に行った場合、数か月または1~2年でその状態になったわけではないのです。いかに、定期的にチェックすることが、むし歯予防に有効かがわかりますね。
この機会にぜひ検診やメンテナンスを受けて、お口の健康を向上させて下さい!