こんにちは、9月の台風で 実家の周りやお友達のおうちが深刻な被害を受けました。普段の生活に戻るのはまだまだ時間がかかりそうで心配しています。
今回は「歯周ポケット」「歯周ポケット検査」を知ってほしいんです^^
「歯周ポケット」は、歯と歯ぐきの境目に、服のポケットのような
隙間があり そこの部分を指しています。
そして、専用の物差しで「歯周ポケット」の状態を検査することを
「歯周ポケット検査」と言います。
こんな感じで検査していきます☟
検査では
①深さ ②出血の有無 ③引き締まり(腫れ)具合 をチェックしています。
①深さは 正常な状態で1~3mmと言われていて、4mm以上だと問題があると判断します
②出血は 平常な状態だと無いものなので、出血すると炎症があると判断します 膿が出ていることもあるのですが、その場合は炎症が重度の可能性があります
③引き締まり具合は 歯もしくは歯の根に 歯ぐきがぴたっと締まっている状態が正常です 炎症があるとぷくっと腫れていたり、ブヨブヨしたり、赤みを帯びたり、黒っぽくみえたりします
私の今までの経験上ですが この3つは、それぞれが複雑に絡み合って歯ぐきの健康を阻害していると考えています。
例えば、歯周ポケットの深さが3mmでも、浅いポケットの中に歯石や汚れが
付いていることがあります。そうすると、歯周病予備軍です。出血があれば
歯周病(歯肉炎)です。
逆にポケットが6mmあっても、引き締まりが強く、ポケットの中もざらつ
きなどなく綺麗で、出血もない場合は歯周病と判断するのは難しいと思います。
深いポケットは有しているが、歯周病進行はなく維持している状態と判断して
います。
これを踏まえると、「歯周ポケットの中が綺麗かどうか?」が重要なことが
わかっていただけると思います。
歯周ポケットが浅いから大丈夫!ではなく、深いポケットがあってもポケットの
中は綺麗だから病気の状態ではない!が大切なんです。
検診の際に、初めての医院では「歯周ポケットの検査しますか?」とは聞けない
と思いますが、もしも定期的に通っているなら「私の歯周ポケットの中綺麗で
すか?」と質問できたら 上級者です^^
歯科衛生士 木村